GA4で「3〜4割が消える」は本当か——ベン図で重複排除した保守的推計
GA4のデータ欠損率——「3〜4割が消える」とは本当なのか。前回の記事で投じた問いに、今回はベン図(和集合計算)で重複排除した保守的推計のロジックを全公開する。
あなたのGA4から消えている4つの経路
GA4のクライアントサイド計測からデータが消える経路は、大きく4つある。ITP(Safari cookie制限:全デバイス23%)、ETP(Firefoxトラッキング保護:2.84%)、広告ブロッカー(日本利用率15.8%)、Consent Mode(cookie同意拒否:バナー導入サイトで推計5〜15%)。
単純に足し算すると35%だが、この計算は統計的に間違っている。なぜか。Safariを使い、広告ブロッカーも入れ、cookieも拒否するユーザーは「プライバシー意識の高い1人」だ。足し算では3人分にカウントしてしまう。
ベン図で重複排除した保守的推計
包除原理(inclusion-exclusion principle)を用いて和集合を計算すると——独立仮定で31%、相関を考慮した保守的推計で20〜25%、環境次第で40%超。
正確な欠損率を知ることより、欠損が構造的に存在することを知ることの方が、100倍重要だ。
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以下では、4要因の詳細な数値根拠、和集合の計算式、ITP定量モデルによる「新規ユーザー水増し率」を解説しています。
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